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入局を希望される方へ

入局を希望される皆様へ

熊本大学呼吸器内科　平成30年度入局のご案内

　熊本大学呼吸器内科では、平成30年度入局の専門修練医を広く募集しております。
　当科では、多くの上級医・指導医が情熱を持って初期研修医や専門修練医を丁寧に指導し、数多くの充実した関連病院と連携して若手医師の臨床力アップに絶えず貢献できるような養成プログラムを構築しております。
　また、呼吸器疾患に関する予防医学や診断・治療などの診療とともに病態解明のための基礎研究から、新たな診断法や治療法の開発まで幅広く取り組んでいます。特に診療においては、経験豊富な呼吸器専門医、アレルギー専門医、感染症専門医、集中治療専門医、腫瘍専門医など多数の専門医がそろっており、広い視野にたって患者様に安心で最良の医療を提供すべく努力しております。

　呼吸器領域に興味のある先生がたには、ぜひ熊本大学呼吸器内科に入局することをお勧めします。

　当科の養成カリキュラムでは、医局全体で専門修練医の育成に熱心に取り組んでおり、第一線で活躍できる優れた呼吸器内科医を多数育成しております。具体的には、まず各呼吸器疾患の理解を深めつつ1年間で気管支内視鏡検査や胸腔ドレナージなどの基本手技や呼吸管理が行えるように指導します。さらに4年後の呼吸器専門医取得に向けた準備も同時に行っていきます。

　内科一般・呼吸器内科の基本的診療能力を身につけたあとは、そのまま地域医療に根ざして臨床能力を磨いてもOKですし、大学院へ進学しさらに呼吸器疾患の病態解明などの基礎研究に従事し、あるいは国内留学や海外留学にて更なるキャリアアップを目指すことも可能です。また、開業に向けた準備につきましても全面的にバックアップしております。

当科の特徴

1. 多くの呼吸器専門医が所属する診療科であり、日本呼吸器学会認定研修施設である。熊本県内のほとんどの総合病院・公的病院が関連病院であり、多くの専門医・指導医を派遣し常に病診連携を図るとともに若手医師対して多面的な指導や教育を提供している。平成21年発足の呼吸器内科同門会には、多くの関連病院や開業医の参加があり、現在は約300名の会員数を誇る。
2. 大学病院における1ヶ月間の外来受診患者数は約1000名、年間入院患者数は約600-700名である。平成22年9月に新築された新・東病棟11階のフロアが呼吸器内科病棟となっており（呼吸器内科は38床）、その他2床は陰圧管理可能な感染室（共通病床）となっている。病棟全体が呼吸器疾患の診療に特化しており、働きやすい環境となっている。
3. 頻度の高い疾患は、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、縦隔腫瘍、悪性胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患であり約6割を占めている。さらに、急性肺障害や間質性肺炎、膠原病などの難治性疾患も県内外から紹介があり積極的に治療に取り組んでいる。また、多くのアレルギー専門医もおり特に難治性喘息やアレルギー性疾患の診療も積極的に行っている。市中肺炎や院内肺炎、誤嚥性肺炎、膿胸などの呼吸器感染症の症例も多く、ニューモシスチス肺炎などの日和見感染症も多く経験することができる。Common diseasesから特殊な呼吸器疾患まで、急性期から慢性期疾患・緩和ケアまで多彩な症例を経験することができ、呼吸器臨床に対して幅広い理解が可能となり自然と臨床力を高めることができる。また、呼吸サポートチーム（RST）、緩和ケアチーム（PCT）、インフェクションコントロールチーム（ICT）、栄養サポートチーム（NST）などを介して他職種との診療連携にも積極的に取り組んでいる。
4. 専門修練医は、必ず上級医・指導医とペアで入院患者の担当医となり診療にあたるようなシステムを導入している。また、専門修練医は初期研修医の身近な指導医師として自身が習得したことを「屋根瓦方式」で研修医に教える機会も与えられる。実際の診療にあたっては、当科では週2回の症例検討会のなかで呼吸器内科全体として責任をもって検査・治療方針の決定を行っていくため、診療に関して個人のみに過度の負担や責任がかかることはない。また、当直もon callでのバックアップ体制をとっており、治療方針で判断に迷う場合には、遠慮なくon call医（専門修練医が当直の場合には上級医や指導医がon callになるようにしている）に相談することが可能である。
5. 全国各地で当科出身の呼吸器内科医が活躍しており、若手医師の国内留学にも積極的に協力している。また、基礎医学の研究を望む場合には、大学院への進学や海外留学も認めている。

研修プログラムの概要

研修プログラムの概要は、こちらをご覧下さい。

入局のお問い合わせ

呼吸器内科への入局や病棟やカンファレンスの見学を希望される先生方の問い合わせには、随時対応させていただいております。
下記宛てにまずはお気軽にご連絡下さい。

初期研修医2年目の方はもちろんこと、初期研修医1年目や学生の方、市中病院で後期研修中の方など呼吸器領域にご興味のある方はどなたでも大歓迎です。